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巣立ち後の親子関係

7月15日 晴れ

●巣の外で会うヒナ
成鳥と巣立ちヒナが接近しているだけでは親子関係とは言えませんね。
親子関係かの判断は,
1)給餌行動が行われる
2)ヒナが極端に親鳥に給餌をせがむ
3)親鳥が周りのウミネコを追い払う
などが考えられるかも知れません。
1)は決定的ですが,親鳥は基本的に「突き放し」に入っていますので,
給餌が行われることは少ないようです。

1)海上で給餌
親鳥は魚を挟んだまま与えています。
ヒナの尾羽が長いことから,巣立ち間近の給餌ではないと思います。
海上での給餌は普通の行為なのかも知れませんが,私は初めて見ました。
P1160053c


2)親鳥に給餌を求めるヒナ
何度も親鳥のクチバシを突いていましたが,
全く給餌する気配はありませんでした。
これが「突き放し」行為です。
P1160057


●巣に戻るヒナ
この時期,フェンスに止まれるヒナは少なく,
巣立ちから暫く過ぎた飛行能力のあるヒナだけです。
なので,一人っ子初ヒナかと思って見ていましたが,
この後,自分の巣に戻って親鳥に給餌を要求していました。
そのシーンは次の写真です。
P1160061


自分の巣に戻り,首を上下に動かし思いっきり甘えていましたが,
親鳥はそれに応えることはありませんでした。
P1160062


このヒナは初ヒナ一人っ子かも知れません。
白い札は見づらいですが,ヒナの直ぐ近くにあります。
親鳥がいれば,2羽の行動で判断できたのですが残念です。
初列風切は尾羽を完全に隠すほど立派になっていますね。
暫く巣の回りでうろうろしていましたが,
近づけば直ぐにでも飛び去ってしまうほどの警戒心も備わっているようです。
近くに行けないのは寂しいですが,初ヒナ一人っ子と信じて離れることにしました。
P1160058


と思ったんですが,足輪があるか確かめたくて反対側に来てしまいました。
写真からリングがないので初ヒナ一人っ子の可能性は高いです。
ほんのちょっと近くに寄ったら飛んでいってしまいました。
 それでいいんだよ。初ヒナ一人っ子!
P1160059c


●巣立ち後も巣を守る親鳥
木の上の巣
 巣立ったヒナを待っているのでしょうか?
 それともただ巣を守っているだけなのでしょうか?
 この親鳥は初ヒナ一人っ子の親鳥ほどは巣に戻っていません。
 この巣は子育てが難しいことから狙われにくいのでしょう。
P1160073c
(巣に問題があったのか早速と巣を見捨てる親鳥もいるようです)

子育て中にヒナを失ってしまった親鳥も巣を守っています。
大きな不幸がありながらも,来年もまたここで,
元気なヒナを育てようと思っているのでしょうね。
辛いことはいろいろありました。たくさん見てきました。
懸命に生き抜いているヒナを見ていると全てを忘れさせてくれます。


今,巣を守るウミネコたちは,
来年も我が八戸蕪島へ戻ってくるウミネコになります。
渡りの約半年,無事に生き抜いて欲しいものです。
渡りは1・2週後に始まります。

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コメント

こんばんわ。
ヒナの巣立ち相当進んでいるようですね。
最近行ってなかったので気になってました。
厳しい生存競争で生き残ったヒナ達、
これから元気に旅立って行ってまた帰って来て欲しいですね。
旅立つ前に見に行かないといけないですね。

投稿: フィールダー | 2008年7月22日 (火) 21時14分

こんばんわ。フィールダーさん。
曇の日が続いてぱっとしませんね。

巣立ったヒナたちは,どんどん飛行が上手くなってますよ。
羽も伸びて動きも機敏になってます。
カッパえびせんの争奪戦にもやっと参加できるようになってます。

渡りも近くなったので,乱舞の回数が増えてますよ。
まだ,ちょっと不揃いですが,午後4時以降から頻発するようです。
こちらの方が見応えあるかも知れませんね。

投稿: ZIN | 2008年7月23日 (水) 18時34分

今ものすごい状況だと思います。
こんな時にこのようなコメント残すのはどうかと思いますが、心配でしたので。
無事を祈っています。

投稿: clear sky | 2008年7月24日 (木) 02時15分

こんばんわ。clear skyさん。
こちらは,全く大丈夫でしたよ。
起きていましたし,十勝沖地震も経験してますからね W
私の部屋の床は紙類で足の踏み場がなくなりました。
で,軽く片付けしてたら蚊に刺されたんですよ。
2階の窓のほとんどが10cmほど開いていたんですね。

投稿: ZIN | 2008年7月24日 (木) 18時50分

ZINさんこんばんわ。
昨日の地震大丈夫でしたか。
久振りの大きな地震だったのでちょっと焦りました。
ZINさんも十勝沖地震経験してるんですか?
という事は同い年でしょうか。
或いは一回り上かな。
私は小学5年生でした。

投稿: フィールダー | 2008年7月24日 (木) 21時17分

こんばんは~
地震、何ともなかったようで何よりです。
うみねこもたまげだんでねべが?

おらも先日海に浮いているひなを見ていたらぎょろろろ~!!と叫びだし、親らしき成鳥が近くに着水して世話やいでるのを見ました。
親もこまめに様子を見に探して歩くんでしょうか。
飛べるようになってから、どのくらいでひとりだちするんだべねえ。

投稿: やすお | 2008年7月24日 (木) 22時12分

こんにちわ,フィールダーさん。
1968年の十勝沖地震ですね。
と言うことは,同い年ですね。
なんか,うれしいです。

十勝沖地震の時,校庭に避難したのですが,
シャープペンシル握って出てましたよ。
その夜,停電の中,余震も連発して眠れなかったことを思い出します。
(余震もM7.5でしたから昨日の地震より規模はでかいですね)

投稿: ZIN | 2008年7月25日 (金) 14時30分

こんにちわ,やすおさん。
うみねこもビックらこいたでしょうね。
でも津波がなかったのでヨカッタです。
1968年の十勝沖は津波が抱卵期にあったので大変だったようです。

海上での親子見ましたか!
ウミネコってどうやって見つけているんでしょう?
我々の行動範囲は2次元ですが彼らは3次ですよね。
視覚と聴覚と方位の感覚は想像以上なんでしょうね。
親子関係は
夫婦関係やグループを構成しているようですので,
人間と同じレベルじゃないかなぁ?って思っています。

投稿: ZIN | 2008年7月25日 (金) 14時32分

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